国家難関資格たる司法書士試験を目指す皆さんにあっては,常日頃,自分の限界に挑み続けていることかと思います。僕も僕なりには限界に挑んでいるつもりでした。
しかし先日,アルバイト先のスーパーで大量のキャベツを積み込んでいたところ,ふと「自分の甘さ」について教えられてしまったのですよ。
「これ以上積み込めない」の嘘
安売りの日や客の多い日は,極力いちどにたくさんのキャベツを積み込みます。1回あたりの積み込み量を増やすことで,補充の回数を減らすためです。もちろん崩れない程度に,そして限界まで積み込みたいのですが,恐ろしい魔の手もあります。
それは,「まあこんなもんでいいか」の罠です
たくさん積み込む日というのは,全体的に忙しい日であって,キャベツだけ積み込んでいるわけにはいきません。一度にたくさん積み込むことで結果として(積み込み回数を減らして)全体の作業を短縮できると分かっていても,ついつい他の作業に頭がいって,途中で切り上げたくなるのです。そういうとき,「まあこんなもんでいいか」と限界まで積み込まずに作業を終えてしまうことがあるのです。
意外に思われるかもしれませんが,この瞬間,僕は確かに「これ以上積み込めない」と感じているんです。
キャベツが真実を告げる
先日,キャベツがあと2ケース残っている段階で切り上げようと思いました。もう十分積んだし,早くトマトも並べたい。「もうこれ以上積み込めない」と感じました。
しかしその刹那,キャベツがビビッと僕に何かを訴えかけ(本当です),「いやまだ積めるだろ」と気づきました。
結果,もうこれ以上積み込めないと思ったところから,2ケース(約20コ)積み込めたのです。そして,これまで「もうこれ以上積み込めない」と感じていたものが,「まあこんなもんでいいか」の罠だったと気づいたのでした。
「もうこれ以上勉強できない」の嘘と葛藤
ごくごくたまに,進捗の達成度合いと疲労感のバランスがよい時,「もうこれ以上勉強できない」と感じることがあります。だいたい7時頃です。そうなると「よーし,お酒でも飲んじゃおう」と思って取っておいたキリンの一番搾りを飲んだり,『牙狼伝』を読み返したり,見たかったわけでもないテレビを見たりしてしまいます。
でもこれは,「まあこんなもんでいいか」の罠のような気がします。
キャベツをあと20コ積み込めたように,あと20分だけ勉強できる気もします。キリンの一番搾りを飲みながらかる~く復習したり,『餓狼伝』の読み返しを4冊ではなく3冊にしたり,見たかったわけではないテレビは見ないことにしたり,できると思います。
ライジングサン先生が繰り返し言っているように,限界では足りないのだと思います。
思考の流れるまま・・・|司法書士試験 ライジングサン この試験、人間の限界を試してきています。 だから受験生は、自身の限界を超えなければいけない。 自身で知らぬ間に築いてしまった壁を乗り越えなければいけない。 ... |
ただ,ひとつだけ留保したいことがあります。
やっぱりこれ以上積み込めない(勉強できない)場合もある,ということです。
キャベツを積み込むのとは違って,試験勉強は長期戦ですから,「昨日はハイパーがんばったけど,今日はからっきしダメダメ」というわけにもいきません。
そういうわけで,僕はひとまず見たかったわけではないテレビは見ない,というのを再優先に実行していきたいと思います!
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