あるていどらくにいきたい

生きづらいぼくたちが
なんとか生きていけますように

2014-11-19

『スタンダードテキスト民事訴訟法』をこれから始める人への助言

国家難関資格たる司法書士試験を目指すみなさんにあっては,自身の専門となる登記法に対する知識はぐいぐいと入ってくるものの,利用面であれこれ制約の多い民事訴訟法には及び腰といったこともあると思います。

僕は及び腰です。腰が引けすぎです。「マイナー科目」という言葉に騙されていました。

とはいえ訴訟法の1周目をさら~っと終えまして(いまは執行法に取り組んでます),終えたからこそ見えたこともあります。1回目受験のかたはまさにいまが民事訴訟法の時期かと思いますので,ちょっと感想的なものでも書いておこうという趣旨です。

 

商業登記法より難しい

民事訴訟法の直前の科目は商業登記法でした。「登記は実体の鏡」という格言をどこかで聞きましたが,まさに会社法の規定にベタベタで,覚える量には幻滅したものの,「商業登記法が理解できない」ということはあまりありませんでした。

他方,民訴はあります。読んでいて分からないことだらけです。でも,思い出してみると,民法のときにも結構「わけわかんない状態」になることが多かったので,民事系はそういうものなのでしょうね。


細かいことを気にするな

実際さっぱり分からないことが多々あり,司法修習生のT氏の就職先が決まったこともあり,民訴に関しては「自分で調べず分からないことは付箋貼ってすべてT氏に聞く作戦」を敢行しました。

そして付箋を貼ったり,T氏に聞いたりするなかで,「なるほどね」と腑に落ちることがあったのですよ。

聞く頃には分かってたりする

本書の場合,「何の説明もなくフラッと現れた語句が,後に詳しく説明されている」という現象が多々あります。したがって,「聞こうと思って付箋を貼ったが,聞くときにもう一度見たらもう分かっていた」ということもしばしばありました。

T氏にも分からないことがある

僕はネチネチした性格なので,「えっ,それってどういう意味?」みたいな疑問をよく抱いてしまうのです。そこでそういうところにも付箋を貼っておいてT氏に聞いてみると「実は俺もよくわからないが,これこれこういうことだと勝手に思い込んでやってる」みたいな場面もありました。

これは暴論かもしれませんが,民事弁護しまくり試験に合格したT氏に分からないことを民事弁護あんまりしない試験を目指す僕に分かる必要はありません。

そういうときは,「わからん」とだけ書いておくことにしました。

これから読む人のための3つの助言

僕が利用したのは『スタンダード合格テキスト民事訴訟法・民事執行法・民事保全法』です。他のテキストに妥当するかはわかりませんが,スタンダードテキストを利用する初学者独学者であれば,たぶん役に立つと思います!

  1. 分からなくても気にせず先に進もう
  2. 分からなかったことを後で思い出せるように付箋は貼っておこう
  3. 最後までわからないことはたぶん分からなくていいことだと思って戦略的撤退をしよう

不親切だけどいい本だよね

本書は見出しの使い方が上手で,記述がとても整っています。だから多少理解できない箇所があっても大丈夫でした。さすが大手出版社だなー,というかんじです。

同シリーズの会社法や商業登記法は正直見出しの使い方を疑問に思わざるをえない箇所が多く,神経症気味にそういうのを気にする僕には,ちょいちょいストレスとなることが多かったです(ただ用語を説明したり条文索引があったり素晴らしく親切設計なのでトータルではグッド)。

こういう本を作る時は,「軟派で親切」「硬派で不親切」の二者択一になるのですかね。


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パート先でインフルエンザが流行したため,勤務量がガガッと増えていましたが,ようやく落ち着きました。僕は年明けから勤務日数を1日減らしてもらい,3月からは1回/月ペースで有給を取得するので,わがままを聞いてくれた売場責任者への恩返し的な感じで今回はシャカシャカ働きました。

そして今日明日は休日なので,明日は辰巳に行って答案練習会の申し込みと,真ん中模試の受験票受領に行ってきます。

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