国家難関資格たる司法書士試験を目指すみなさんにあっては,この試験を受けるにあたり,「 もっと勉強!」というのと同じかそれ以上に「 遊ぶな!」という有形無形の,内外からの圧力に葛藤していることかと思います。
ぼくは葛藤しています。
なにを隠そうぼくは超几帳面神経症野郎なので,誰に言われなくとも「遊ぶな!」な話で葛藤しています。もちろん生きていれば「遊ぶな!」な話をされることもあります。
こちとらフルタイム労働者じゃないんだよ。月間85時間労働のゆとりフリーターは月間75時間遊ぶよ。
この試験にはフルタイムで働きながら受験勉強するかたがたがいます。ぼくも今年の試験後,一時期そうなろうと考えていました。が,それはやめました。
参考: 「補助者はやめとけ」。司法書士事務所の補助者は採用見送りでした。もう一年間,野菜を,並べる!
幸いにも友人・家族は理解が厚く,ぼくは月間85 (~110)時間だけ働きながら受験生活を続けています。で,つい先日思いつきました。
自分はフルタイム労働者より月間75時間少なく働いているから,月間75時間は遊ぶ時間にしよう。
とはいえ5時間×15日間はさすがに遊ばないので,75時間を計ることはしません。遊ぶ時間を増やすわけでもありません。単純に,「あ~サボっている自分はダメだ~」と思い悩む時間をゼロにしてその分勉強するための心構えです。ぼくは他人に意見に左右されやすいので,決定事項を作ることによってブレブレ感を回避しようとする趣旨です。
実際,月間75時間だけ遊ぶとすれば,「仕事している時間以外はMAX勉強しているフルタイム労働者」と同じだけの勉強量を確保できますしね。
勉強の話だけ書くわけでもない
ぼくは司法書士受験生のブログを見つけると片っ端から RSS 登録しているので,よく受験生ブログを読みます。「受験勉強のことだけ書く型」と「なんでも書く型」に分かれていて,受験ブログなら前者が「正しい」のかもしれませんけど,後者もとっても楽しいです。
ぼくたちの大多数は「寝る時間以外は勉強しかしていない」という生活をしていません (少なくともブログを書いているひとはブログを書く時間をとっていますし,この記事を読んでくださっているひとは記事を読む時間をとっています)。
話を無理に勉強に限定する必要もないですよ。
少しまえに,ブログのタイトルも変えて,「これは受験ブログでっせ!」感が減りました。
せっかくなのでブログの内容も「これは受験ブログでっせ!」感を減らしていきたいです。「ブログ書いてるけど,受験の話もしてまっせ!」くらいでいたいです。
じゃないと合格したとたんブログに書くことなくなりますしね。
ブログ村を脱退しました
ここまでが前置きです。ブログ村を脱退します。
そろそろ頃合いだね
なんでも書くとなると,こういう懸念が出てきます。
──ブログ村の司法書士試験カテゴリに登録してあるのに,試験と関係ないことばっかり書いてあるんだけど。私は試験勉強のブログが読みたくてこのページ見てるんだけど。
きっとこういうひともいる気がするのです。ぼくも試験カテゴリに試験とは関係ない人々がいるのを見ると,「なぜこのひとは試験カテゴリで登録したんだ……?」と疑問に思うことがあります。
幸いにも,登録当初はほぼブログ村からのアクセスオンリーだったこのブログも,現在ではブログ村経由のアクセスの割合が減ってきています。だから脱退しても 誰からも忘れ去られたブログとならずに済みそうです。
ブログ村制度よ,ありがとうございました
ブログ村に登録して,本当によかったです。
あるていどらくにいきたい: 「ブログ村に登録した」という話
おー,恥ずかしいぞ! |
当時はいまとは書き方が違っていて,こっ恥ずかしい感が拭えません。ただ,いまのぼくに通じるまだるっこしい話の進めかたも垣間見えて微笑ましいです。
facebook に登録した人々が毎日 過剰なまでに人生を謳歌している のは,「謳歌する人々が,登録する」という理由とは別に,「登録したから,謳歌することになった」という理由もあると思うのです。
同じように考えれば,「 日々の勉強を記録しているから,それをブログに書く 」のではなく,「
ブログを書くから,(嫌々ながらも)日々の勉強の記録をつける 」ということがおこるはずなのです。
うーん,まだるっこしいぞ!
ブログ村に登録したからこそあの 言語化するのもためらわれるほどの孤独から抜け出すことができました。受験生のブログを片っ端から読むという謎習慣も得られました。声をかけていただいたり,実際に会ってお話をしてくれる人も現れました。
ブログ村制度よ,本当にありがとうございました!
誤解の無いように書き添えますが,脱退しても従前どおりほかのブログ村のかたがたのブログは読み続けます。更新,楽しみにしています。年末が「1年の終わり」ではなく「年明けの始まり」として感じる恐怖はわれわれ独特なものですね。
もし(なにかしら)ご連絡くださるというかたは,twitter か 連絡ページ からいらしてください。
さらに言い訳しますが,もちろんぼくの受験スタイルよりも「1日16時間勉強する」スタイルや,「フルタイムで労働して余剰時間を勉強にあてる」スタイルのほうが尊いことは,ごもっともな話です。ただ,人間には能力差があるのですよ。