国家難関資格たる司法書士試験を目指すみなさんにあっては「司法書士試験は,予備校に通って合格するものである」とする通説を耳にしたことがあるかと思います。予備校には多くの利点があると言われていますし,僕も効率よく合格するために予備校は極めて有用だと思います。
しかしそれでもなお,僕は予備校の講義の受講をやめて市販テキストで学習しています。本当は書きたくなかったのですが,このことを書かないと「勉強内容ネタ」が書けないと気づきましたので,以下に長々と言い訳を書かせてください。
- 第一回:僕が予備校の利用をやめた理由(今回)
- 第二回:独学だっていいじゃないか
- 第三回:これが僕の2015年本試験教材だ!
これまで隠してきましたが,本試験終了後,僕は予備校の受講を中断しました。その後は市販のテキストで学習を続けています。市販テキストだけで学習することには賛否……というよりも圧倒的に否の論が多いことは心得ています。それでも僕はいろいろと悩み,考えた結果,リスク覚悟で自学中心に進めることにしました(なお,年明けからは答練を受講予定です)。
僕が予備校の利用をやめた理由
カッコつけてもしょうがないので正直に告白します。
「授業」が嫌いなのです。高校の頃から「座って話を聞き続ける」という行為が徐々に嫌いになってきました。仕方なく授業中に教科書を読んだり,無意味にノートを細かく取ったりして気を紛らわせていました。
何が嫌いかというと,例えばですね……
- テキストに書いてないことを先生,講師が言う
→それが必要なことなら書いておいてくれ。必要じゃないことなら喋らないでくれ - テキストに書いていることしか先生,講師が言わない
→なら講義の必要がない - テキストの内容を先生,講師が強調する
→そこが大事なら予め大事だとテキストに書いておいてくれ - 強調箇所がすべて明示
→講義の必要がない - 「読む」より「聞く」ほうが時間がかかるため,まだるっこしく感じる
- 大事な箇所を繰り返される
→それは自分で復習時に繰り返すから不要な配慮だ - 大事な箇所を繰り返されない
→それはそれで不安になる
といったことを考えてしまうのです。 かなり極端に書いたので,とんでもない問題人間に見えますが……。いや,僕がまっとうな人間かと聞かれると悩みますが,それほど異常というわけでもないのですよ。好みの問題だと思います。逆に,「本からではぜんぜん情報を取れない」という人もいるはずです(そして僕のまわりのそういう人は社交的なイイヤツが多いです)。
つまりですね。テキストでいいじゃんと。僕が欲しいのは「合格に必要な知識と解法」なんだから,それが書かれた紙でいいじゃんと。
そういうことなのです。
長くなりそうなので,次回「自学だっていいじゃないか」編に続きます。
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もちろん予備校に多くの利点があることも,自学に多くの危険があることも,承知しています。
それでもですね,やっぱり感覚って大事だと思うのですよ。受験勉強って,いろんなひとがいろんなキレイ事を言いますけど,修行とか,煉獄とか,そういうジャンルの所業じゃないですか。
そういうストレスフルな生活のなかで,少しでもストレスを減らせる方法があるなら,ぜひともそれを取り入れたいのです。
ストレスを減らすのが大事,というわけで,『アイショウジョ』の2巻を買いましたよ。僕はいわゆるファンレターを書いたことがないのですが,今回は書こうと思います。好きな人(著者)に好きな所(作品)を伝えるのって,楽しいですもんね。相手が妻や彼女じゃないのが残念ですが……。