相続の開始場所
司法書士を目指す皆さんにおかれましては,大なり小なり,多かれ少なかれ,「試験に合格したいモン!」的な気持ちがあるかと思います。僕にもあります。そして色々考えて,恥ずかしいことかもしれませんが,そいういうことも書いておこうかなと思いました。
経緯的な動機
僕は高校生ぐらいから「典型的に落ちこぼれていく人生」を送っていたのですが,このままでは死んでしまうと思って,大学3年生くらいのときにガリガリ勉強して,公務員になりました(その頃は体型もガリガリでした)。合格の瞬間は死ぬほど嬉しかったです。入庁するまでのあいだも結構幸せでした。高校時代の友人にも負い目を感じることがなくなって安心しました。
ですが,徹頭徹尾,それだけでした。
僕は公務員試験の勉強をはじめてから「憲法」だの「民法」だのを知って,津地鎮祭の判例の高裁→最高裁の流れに衝撃を受けたりして,浅学ながらも「法律って楽しいね」感がありました。
まあ……「僕は○○の☓☓が嫌なんだ!」話ってぜんぜん楽しくないですから,ここから先は手短に行きますが,
- 一応法律系の公務員なのに皆法律が好きじゃない
- 上司・部下関係って面倒くさい
- 組織がデカいと面倒くさい
というような,ゆとり世代直撃的感想でもって,「あ~面倒だよ~行きたくないよ~辞めよ~」という,ゆとり世代直撃的行動を取って,サッサと辞めたのです。
思想的な動機
辞めたあと,アレコレ調べたり,友人のT氏に相談したりして,
- 行政書士
→僕が個人で食っていくのはほぼ不可。中国語とカダログ語でもやればなんとかなるかもしれないけど…… - 弁護士
→今から2年間無職になるのはちょっとリスクが高すぎる。 - 司法書士
→少人数で働けるし,パートなり補助者勤務なりしながら目指せるし,ええやんけ
というような感じで(実際にはもっとマジメなことを考えたり,司法書士の先生に会いに行ったりもしているのですよ。僕はマジメ星人ですからね),司法書士を目指すことにしました。
ですので,僕には「登記を通じて市場取引の安全に資する」「高額の財産を守る重要な仕事」的な,「司法書士の仕事って凄い!」思想はありません。大事じゃない仕事はそもそも「仕事」として成り立たないので,仕事の「大事さ」を論じるのはナンセンスだと思っています。
ただ,「法律こねこねするのって楽しいなあ」「少人数で働けるって楽しいなあ」「会社の中でじっとしてなくていいのは楽しいなあ」というのはあります。どうせ働くなら,凄いことよりも楽しいことをしたいという,やはりゆとり世代直撃的思想で司法書士を目指しているのです。
そんな感じで,僕はとっても合格したいです。皆さんにおかれましてもそうかと思います。ぜひとも来年の本試験は,まあここら辺の人々で合格者枠をしっかり使い切りたいところですね。確かに競争試験ではありますが,あちら辺の人々とのみ競争しても,バチはあたらないかと思いますので。
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ちなみに先日今年の受験生2人とお会いして,普段の僕の1.3倍くらいのテンションでもって楽しくおしゃべりしていたのですが,その時スマホがピロロンッと鳴って煽りコメントが通知されたのですよ。
たぶん前にじゅん吉さんを煽ってた人だろうなあ……とは思うのですが,何で煽るんですかねえ。匿名掲示板とは違って,ブログって書いてる方が一方的に攻撃受けるんで,嫌ですねえ……。
僕はネット世代なので煽り自体はそれほど気にならないのですが,同時にネット世代は普通にプロバイダ開示請求くらいしますんで,ギスギスしないためにも,煽ったり嗤ったりというのは匿名掲示板内にとどめておきましょうよ。僕メンタル激弱なのでぜひともお願いします……。