国家難関資格たる司法書士試験を目指すみなさんにあっては,いったい一日に,何度「不動産登記法」と入力していることでしょう。「商業登記法」と入力していることでしょう。登記制度もオンラインへと移行するいま,ぼくたち受験生ももっと適正かつ迅速に「不動産登記法」「商業登記法」と入力できないものでしょうか。
もちろん,できるのです。それも,すこぶる簡単にできるのです。
そこで今回は,司法書士試験受験生ならやっておきたい,便利な辞書登録について説明します!(なお,スマホ編とPC編との両方の説明を用意しました)
スマホ編
※ ぼくは Nexus5 というスマートフォンで ATOK を使用していますが,ほかのスマホ, IME でもだいたい同じ要領でできますのでお試しください
アプリを起動すると,いかにも敷居の高そうな画面が出ます。ここで「ATOKの設定を変更する」をタップ(さわること)します。後は見たままなので,画像だけ載せておきますね。
「単語」には「変換して出したい文字」,「読み」には「変換させたい文字」を入れます。
たとえば,「ふ」から変換して「不動産登記法」を出したいときには,「読み」が「ふ」,「単語」が「不動産登記法」となります。
これで辞書登録が済みました!
PC編
※ ぼくはgoogle日本語入力を使っていますが,ほかの IME でもだいたい同じ要領でできますのでお試しください。なお,google日本語入力は,無料で使えるIMEソフトです。「根抵当権」も一発変換!
まず,適当なところで文字入力をします。文字入力中でないと,IME が無効となり,左クリックできません。ブラウザの URL欄でもメモ帳でもOK。
次に,画面のところ(google日本語であれば「あ」というアイコンのあるところ)で左クリックをして,「単語登録」を選択します。
「単語」には「変換して出したい文字」,「読み」には「変換させたい文字」を入れます。
たとえば,「ふ」から変換して「不動産登記法」を出したいときには,「読み」が「ふ」,「単語」が「不動産登記法」となります。
これで辞書登録が済みました!
なお,IMEとは,日本語入力補助ソフトのことです
パソコンオタクでないひとのために補足します。
IME とは,日本語入力補助ソフトのことです (厳密には,日本語に限った話ではありません) 。文字通り,日本語での入力を補助します。
具体的には,ひらがなを漢字に変換したり,上記のようなオリジナル変換機能を作ったりすることができます。むかしの携帯電話は変換するとすっとんきょうな候補が出てきましたが,これは IME の機能の差によるものなのです。
いまのご時世,どの IME をつかってもそれほど機能に違いはありません。とはいえ「自分がどのIMEを使っているか」を知ることは,どんな機能を,どのように使えばいいかを検索するうえで役立ちます。
横書きの文章において『、』のかわりに『,』を使う風習が一部でありますが,こういう日本語の謎仕様についても IME によって実現することとができます。ぼくもわざわざいちいち変換したり置換したりしているわけではないのですよ!
ぼくは「f」を「不動産登記法」に,「s」を「商業登記法」にあてています。ほかにもいろいろあてています。ブログ関係では「h」を「<!--more-->」にあてたりしていますね。
司法書士試験は論文試験がないため,それほど多くの文章をPCで入力することはないかもしれませんが,なんとなく「骨の髄まで司法書士試験受験生だぜ」気分を味わえますので,ぜひおためしください。
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