国家難関資格たる司法書士試験を目指すみなさんにあっては,そろそろ「やれやれ,正月ボケかな」という言いわけが通用しなくなってきている現実に直面し,絶望したり奮起したり,していることかと思います。
僕も先日,第一回目の答練を受けてきまして,自分の課題を認識したり,ヤル気がアップしたり,「ああもうやるしかねえ!」という積極的諦めの境地に達しつつあります。この気持ちをババッとブログに書いておけば僕のヤル気もより克明になるかと思い,以下に雑感を記します(本記事は,答練の論点に関するネタバレを含みません)。
良かったところ
今回は,記述式(商業登記法のみ解きました)の設問について,形式的にはすべての作業を行うことができました。というのは,ちゃんと登記記録や聴取記録を読み論点を考え,問題文に書かれた質問に対して回答用紙に記入する,という作業です(でも登録免許税はまだダメです)。
昨年末に行われた真ん中模試では,商業登記法については「まったく歯がたたない」状況で,自分としてはかなりの危機感を持っていました。
そこで年末年始に,ちょっと時間を取って,集中的な記述式対策を行ったのです。
――記事:「年末年始は記述をやるぞ!」と下書きしたのが12月28日だ!
当初の予定に比べれば微々たる特訓量だったのですが,それでも解答手順を確立することができましたし,「記述式とはこういうものだ」という認識を持つことができるようになりました。
今後は,商業登記法の記述については,答練後の復習では「商業登記法・会社法についての知識の確認」「記述式に特有な『聞かれかた』に対する準備手順の確立」だけを考えていけばよくなり,「記述式をどう攻略するか」といった抽象的なレベルでの悩みはなくなりました。
この点については素直に喜べます。わあい。
悪かったところ
択一については,非常に悔しいというか,失敗を痛感する結果となりました(自己採点では,35問中26問ですが,それは別記事にする予定です)。
まず最悪なのが,「答練当日までに該当範囲の学習が終わらなかった」ということです。
僕が使用している辰巳の過去問集は,重要度と難易度によってランク分けされているのですが,僕はかなり甘い自己認識で「たぶん全部解き終わるだろう。頭から1問ずつやろう」と判断してしまいました。
ところが実際,過去問を解いてテキストで復習していると,圧倒的に時間が足りませんでした(確かに,解くだけなら全範囲解けていたでしょうね……)。
途中からCランクを省いて実施していきましたが,それでも時間は足りず,占有権以降,完全に手付かずのまま迎えてしまいました。 物権範囲の半分くらいは年内に1周目を終えたレベルで答練を迎えてしまったのです。
僕は当初から,答練の意義について「2周目の学習の強制力あるペースメーカー」として位置づけていました。 「答練を中心とした1週間」というのは僕にとっての「ノルマ達成の発想法」の具体化だったわけです。
――記事:KGIとしての辰巳オープン答練
ところが,今回については完全にノルマを無視した進捗となってしまった……。ですんで,きちんと戒めて,次週以降は改めていきます。
そしてもう一点,「過去問でやったにも関わらず落とした論点」がありました。
答練のあと,僕は間違えた問題だけテキストに照らし合わせてウンウンやっていましたが,おもいっきりテキストに印がついていました。
もちろん,「過去問でやった論点はすべて落とさない」「テキストで見た論点はすべて落とさない」というのはかなりハードなことで,これは試験日当日に達成されれば十分な「最終目標」かと思います。
ただ,そこに限りなく漸近していけるよう,もう少し工夫の余地があるなと感じました。
というわけで工夫していきます。
改善するところ
- 過去問をランク別にこまかく周回し,答練日までに全範囲触れる!
- 毎日,毎回,ちょこちょこ復習する!
特に意味はないのですが,なんとなく「それっぽい感じ」がするので記事中に写真を挿入していみました。なぜか「それっぽいブログ」には写真がいっぱい挿入されていますよね。あれの真似です。
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