あるていどらくにいきたい

生きづらいぼくたちが
なんとか生きていけますように

2013-05-06

会社法2周がとてもじゃないができない

会社法の複雑怪奇な条文に頭から湯気が出た。これはとんでもないことである。

憲法や民法は平気だし、行政法もわりと平気なのだが、会社法だけはどうしようもない。高校時代の世界史で横文字の人名に圧倒された経験に似ている。

これは一体どういうことなのだろうか?
  1. 会社法とはそういうものである(誰だってツラいの!)。
  2. 憲法や民法は「慣れ」があったが、会社法にはまだ慣れていない。
1. ならばもう諦めるしかあるまいが、ひょっとしたら 2. なのではなかろうか。

というのも、私は公務員試験時代、はじめて見る憲法・民法をなんとか克服しようと、うさんくさい新書(当時はそう思っていたのだが、後に偉大な学者先生の著作だと知って驚愕したものもある。)だの、『伊藤真の~入門』だの、とにかくとっつきやすそうな本を大量に読んだものだった。あれは非常によいことだった。

しばしば「参考書なんてものは不要。過去問を繰り返すのみ」と豪語する人を見るが、神がかり的な根性がある場合をのぞいて、たいていは講義を受けていたり講師に質問していたりと、ぜんぜん「過去問を繰り返すのみ」ではないのである(私はそんな彼らに大人の微笑みと同意の首肯をしつつも、「厳密には『のみ』じゃないじゃろ」とツッコミを入れたくなる)。

つまり授業を聞けず、質問もできない我々は、彼らが導入授業を受けているのと同じ程度で導入本を読むべきなのである。何も仏教修行じゃないんだから、過去問のみを解き続け悟りの境地にたどり着く必要はあるまい。

そこで今回の会社法地獄を振り返ってみるに、まだ私はいかがわしい導入本の類をほとんど読んでいなかったのである。そこで amazon 先生にそこそこ評判が良くて中古で安価の本を紹介してもらい、三冊ほど購入するに至った。どんな本でもいいので、ここでは書名を上げない(というか覚えていない)。

これで私の会社法人生は明るいこと間違いない。

本が届くまでは行政法と民法総則を行うことにした。


この肢別本は比較的量が少ない。巷の過去問本では過去に行われた試験問題の全てを収録しているものもある。とはいえ一回目は分厚い問題集を回している時間的余裕がないし、公務員試験時代も問題集の問題数は少なめのものを使って成功したから、『合格の肢』でいくつもりである。

これは私のカンなのだが……

過去問ではある程度問題数を絞って、問題の解説を読む際にそのつど択六(『完全整理択一六法』シリーズ)で条文と周辺知識を参照するほうが、イイカンジな気がするのである。というのも、
  1. 問題数が少ない分、①急いで回したい時、②解説と参照事項を覚えていて読み飛ばせる時――にサクサク問題集を進められる
  2. 「これだけを完璧にしよう」という具体的目標がミニマムである。
    • 周辺知識はミニマムな問題を解くための二次的な知識である。
    • 100%完璧にしたい知識とその補助のための知識という二元化が行える
  3. 問題量が少ないので心理的負担が少なく、かつ、反復回数を増やせる
    • 当然ながら、反復回数を増やすことで知識はより定着しやすくなるのである。
まあどうでもいいか。

眠る前に憲法だけ進めておこう。
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