千里の道も一歩から
難関資格たる司法書士試験を受験する皆さんにこういうことを言うのははばかられるのですが……ここはネットの利点というか,まあ「変なヤツだな」と思われるデメリットが小さいので,申し上げますね。
僕の今年の本試験の目標は過去に述べたことがあるのですが,それとは別に,もう一つ目標があります。
それは,
「本試験会場まで行き,午前の部の試験を受け,午後の部の試験を受け,帰ってくる」ということです。
司法書士試験の受験業界界隈でこのような目標を立てている方を見たことはありませんし,各予備校講師もそれを言っているのを聞いたことがありません。
それは「あまりにも当たり前だから目標にするまでもないこと」なのでしょうか?
僕の場合
僕は今年合格しません。100%かと言われると難しいのですが,99%合格しません。会社法と商業登記法は何も知りませんし,民法と不動産登記法もざっくりやっただけなので得点力はほぼ皆無だと思います。
つまり,受験会場に行くのは,
- 「骨折り損のくたびれ儲け」
- 「行くだけ無駄」
- 「負け戦」
といったやつなのです。
ですが,僕の好きな『ドリームス』という野球漫画には,
「『負け』は『蒔け』,そして『糧』にして『勝て』」
というような旨の台詞がありまして(ちょっと手元にないので何巻か確認できない),「今年負けることは,来年勝つことにつながるのだ。だから負け戦でも行くのだ」と思っています。
多分僕は明日の午前中,泣きたくなると思います。午後も泣きたくなると思います。嫌な思いをするのは分かりきっているのです。でも,今年本試験を経験しておくことは絶対に必要ですので,僕はあえて屈辱的で惨めな思いをしに,試験会場に行ってきます。
皆さんの場合
合格判定をバンバン出してらっしゃる方でも,ギリギリ追い上げている方でも,やはり「今年はなんかダメそう……。勉強して来年余裕合格でいいじゃん」と思うこともあるんじゃないでしょうか。
しかし,行かなきゃならんのですよ……。
「合格すること」も「全力を出し切ること」も「平常心で挑むこと」も「ミスをしないこと」も,ある種の運が絡むと思います(その運が結果を左右するほど大きいかは,また別として)。
ですけど,「試験会場に行くこと」においては,そこに運の要素はほとんどないでしょう。せいぜい大災害が起きるとか,通り魔に会うとか……。
したがってぜひ,弱気になっている方ほど,「試験会場に行く」という究極のライフハックをぜひ,ぜひとも,実践していただいて,今年合格していただいて,まあ,受験生がガンガン減ってますので,来年は僕がひっそりと合格すると,そういう段取りでお願いします……。
(いえ,もちろん皆さんが「今日という日のために死ぬ思いで頑張ってきたんだ。行かないわけないだろ!」と思っていることは分かっているのですが,やはり人間ですから,ふと不安になることも,あるじゃないですか。そういうときに,ちょっと実践してみてくださいね……)
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